2010.06.06 Sunday
かのこちゃんとマドレーヌ夫人
鴨川ホルモー、鹿男あをによし・・・の奇想天外な面白さは無いけれど、ほのぼのとした子供の世界にマドレーヌ夫人と名前を付けられた迷い猫の活躍が絡む、その絡み方が万城目氏らしい。鹿もしゃべれば、猫も当然話す。家族愛で変身もする、暖か御洒落な子供の頃の話。うんうん、そんなことあったよー、なるほどそういう犬と猫もいていいかーと思わせる。ホンワカ、ホンワカ。登場人物、登場猫、犬が皆好きになってしまったので星5つ差し上げます。
![]() |
|||
2010.06.06 Sunday
かのこちゃんとマドレーヌ夫人
鴨川ホルモー、鹿男あをによし・・・の奇想天外な面白さは無いけれど、ほのぼのとした子供の世界にマドレーヌ夫人と名前を付けられた迷い猫の活躍が絡む、その絡み方が万城目氏らしい。鹿もしゃべれば、猫も当然話す。家族愛で変身もする、暖か御洒落な子供の頃の話。うんうん、そんなことあったよー、なるほどそういう犬と猫もいていいかーと思わせる。ホンワカ、ホンワカ。登場人物、登場猫、犬が皆好きになってしまったので星5つ差し上げます。 2010.05.16 Sunday
戦友の恋 大島真寿美著
角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日:2009-11-27 漫画の原作作家の日常生活。出たしの頃からの編集が突然亡くなる。彼女との友情の話、そのころ夢を語ったリズというライブハウス、そこの年配の女性オーナー、良く行く風呂屋の娘、幼馴染みの失業の話・・・後半に出てくる《すこやかな日々》が本来なら全体のタイトルでもいいかもしれない。良くある日常ものながら、40歳代、人生という潮の流れの転機、のような大きな流れを背景に流しているので大きさが広がる。なので、40歳以上の人が読めば、フムフム・・・、若い人がほむと、なんじゃこれとなる可能性もあるかも。 2010.05.09 Sunday
すき・やき 楊 逸著
新潮社 発売日:2009-11-27 中国から日本に住む歳の離れた姉(日本人と結婚)を頼って留学しにきた主人公が大学に合格して、姉の許可のもと、高級スキヤキ屋さんで仲居さんのアルバイトをはじめます。言葉の習得も着物文化の習得も若さでカバーして頑張ります。大学では、韓国からの留学生から猛烈な恋のアタックを受けてなかなか持てている主人公ココちゃん。姉の家庭は、夫婦仲がしっくりいっていない様子・・・自分が居候しているから?中国人留学生の生活を中国人作家が書いています。主人公の日常に散りばめられた異文化交流的(?)おかしさは物語の良い味付けですが、読み終わるころに思うことは、日本人も中国人も韓国人も皆同じことを望み、同じこと嫌う・・・同じだ〜という感覚が残りました。軽くてさわやかで読後感もほのぼのしたので☆4つにしました。 2010.04.20 Tuesday
植物図鑑: 有川 浩
《僕を飼ってくれませんか?》・・・ある晩、行き倒れの男性を犬を拾うかのごとくアパートに入れて始まったふたりの同棲生活。ファーストネームしか言わない謎の多い拾われた彼は、めちゃ植物に詳しい。 彼は、家賃免除と引き換えに家事全般を引き受け、かつ彼女に園芸種ではない山野草に分類される植物を採取方法を教え、料理もしてくれる。 彼の謎がどんな展開をみせるかは予想通りでしたし、御伽噺といえばそうなのだけど、ほんわかした雰囲気がちょうど心地よく一晩で読んでしまいました。 私の料理も、もっと薄味にして素材を大切にしなくちゃとも思わせてくれました。 2010.03.09 Tuesday
読書記録: 感応連鎖 / 朝倉かすみ
本を読むことって、自由時間を埋める方法のなかで一番好きな方法のひとつですが、暫くご無沙汰でした。そんなに忙しかった訳ではなく、一日の中で空いた時間を繋げばいくらでも読めるのに、そうしなかったのは時間が自由でなかったから。時間を自由にするのは自分だと分っているけど、そう理解するのに時間がかかる。Time cures everything! 朝倉かすみさん・・・同年代の作家。「田村はまだか」が有名。 物語は、第一章から四章に分かれていて、それぞれ女性の名前がついている。一章の節子は、外観の「デブ」で生き方を左右されている高校生。『あら、”きりこについて”と同じパターンかな?』と思って読み進むが違うことに気づく。人のこだわり、嘘や本音の一部が聞こえてしまう同級生の絵里香も、理想の外見をもつ美少女由季子も心の中に渦巻く葛藤をそれぞれ持つ。二章の初美の存在が面白い、煮こごりのゼラチン(?)みたいに全体をくるんでいる。単なる青春ものではありません。十二年後、かれらはどうなったのでしょうかー。 読書のリハビリにちょどいい作品でした。 読み終わって、朝倉さんのブログを拝見したら、誤植のお詫びが細かく書かれていました。作家は、自分でチェックするとは思っていたけど、縦括弧と横括弧を誤植されては《いやはや・・・トホホ》だろうと気の毒に思いました。せっかくの力作が括弧の向きでね・・・講談社さん、面倒みてあげなよって感じ。 2009.07.18 Saturday
きりこについて −西加奈子著
![]() 『きりこはブスである』から始まる、コミックストーリーかと笑いながら読んでいると、結構な人間論の王道が展開されていることに気が付く。 『人間は、外見より中身だよ。』とか、 『自分自身の価値観を周囲の価値観で左右されることは避けたい』とか、 『感性は、鋭すぎても鈍すぎてもねー』みたいな教育に関係する人が書きそうなことを柔らかく笑いでカモフラージュ。 少女とその仲間の成長を人間の言葉を理解する猫、ラムセス二世という客観点から捕らえている。ちょっと、『ブス』の記述に筆が走りすぎて途中で飽きてしまったので、ゴメンナサイ星は4つだけど。 もしかしたら、名作です。 2009.06.21 Sunday
寒椿ゆれる -猿岩町捕物帳- 近藤史恵著
![]() サクリファイスで大藪春彦賞をとった作家が、今度は江戸物を・・・。 それもシリーズ化して書いている。主人公の同心、岡引・・・それぞれの家族が良く描けていて、ちょいとお洒落な江戸話。江戸町情緒をもう少し書いてくれると星五つですが、江戸物には厳しいので☆4つ!! 他の作品もチェックしたくなる作家です。 2009.06.11 Thursday
チャイルド44 トム・ロブ・スミス著
![]() イギリスでCWA新人賞(権威ある小説家に与えられる賞みたい。)を獲得したケンブリッジ大卒のまだ二十代の作家。いきなり上下、二巻です。 ヒコパのお勧めで(彼はまだ読んでいないのに)しかたなく読み出す・・・初めから、スターリン圧政下の飢餓が描かれていて、気味が悪かったけど、何時ものように『とりあえず100ページほど作家に付き合う』ことに。 実際にあった子供の大量殺戮犯がモデルのようで、ひたすら『恐い』『気味が悪い』けど、『この主人公レオというエリート国家警察官はカッコイイかもー』と感じ出す。そのレオの美人妻、両親が登場、職場の環境が紹介される。 部下の罠にはまって失脚するレオが、子供の連続殺人事件に気付き、左遷先で国家警察の監視下にありながら、命がけの操作を始める。下巻は、さながら『逃亡者』の世界。 気が付けば、あっという間に読み終わっていました。 題材は、好みませんが、ストーリーに必然性があり、独特のムード伝わってくる優れた作品だと思います。 ヒコママ評価;☆4つ。
| 1/4PAGES | >>
|
CALENDAR
関連WEBページ
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE
|
||
|
Copyright (C) 2004 paperboy&co. All Rights Reserved.
|